『ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣』の要約と使い方

『ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣』は、アメリカの作家ジェームズ・クリアーが2018年に出した『Atomic Habits』の日本語版です。要点をひと言でいえば、大きな変化は小さな習慣の積み重ねから生まれ、習慣を決めるのは意志の力ではなく「仕組み」だ、ということです。

要点1:1%の改善が複利で効いてくる

原題の「アトミック」は、小さいけれど大きな力を持つ単位という意味です。小さな習慣1つの効果は短期間ではほとんど見えませんが、続けるうちに複利のように積み上がります。毎日ほんの少し良くなれば、1年後には大きな差になる。逆に、毎日少しずつ悪くなる習慣も同じように積み上がります。

本では、成果が見えるまでに「進歩していないように感じる時期」があることにも触れています。多くの人がここでやめてしまうので、この時期があると知っておくだけでも続けやすくなります。

要点2:目標より仕組みに目を向ける

目標は欲しい結果、仕組みは毎日やっていることです。成功する人もしない人も、目標そのものは似ていることが多い。違いを生むのは仕組みのほうだ、と著者は考えます。目標だけを見ていると、達成すれば気が緩み、達成できなければ落ち込みます。日々のプロセスに集中すれば、結果はあとからついてきます。

要点3:「なりたい自分」から始める

変化には、結果・プロセス・アイデンティティの3つの層があるといいます。いちばん長続きするのは、アイデンティティの変化です。「本を20冊読む」ではなく「自分は本を読む人だ」。小さな習慣を1回こなすたびに、なりたい自分に1票を投じている、と考えるのです。だから、2ページしか読めなかった日にも意味があります。

要点4:行動変化の4つの法則

本では、習慣を「きっかけ」「欲求」「反応」「報酬」の4段階に分け、それぞれに対応する法則を示しています。

段階良い習慣をつくる悪い習慣をやめる(逆)
きっかけはっきりさせる見えなくする
欲求魅力的にする魅力をなくす
反応易しくする難しくする
報酬満足できるものにする満足できないものにする

それぞれに具体的な方法があります。今ある習慣のあとに新しい習慣を重ねる「習慣の積み重ね」、2分以内で始められるまで小さくする「2分ルール」、やりたいこととやるべきことを組み合わせる方法、そして習慣トラッカーでその場の満足感をつくる方法などです。

今日から試せる実践法

具体的な手順は習慣を身につける方法に、4つの法則を逆に使うやり方は悪い習慣をやめる方法にまとめています。

この本の限界

この本は、心理学の研究や実践の知恵を使いやすい枠組みにまとめた実用書で、新しい科学研究ではありません。方法はわかりやすい一方、効果には個人差があります。また「何日で習慣になるか」という魔法の数字は示していません。この疑問については習慣化には何日かかるかをご覧ください。全文を読みたい方は、書店や正規の電子書籍ストアで購入しましょう。

本の考え方をアプリで実践する

「報酬をすぐに得る」「2日続けて休まない」は、習慣トラッカーでいちばん実践しやすいポイントです。Temfy - Habit Tracker ならワンタップで記録でき、連続日数と進捗カレンダーが見え、決めた時間にリマインドしてくれます。習慣2つまで無料です。

ワンタップで習慣を記録

Temfy - Habit Tracker は連続日数を数え、日ごとの進捗カレンダーを表示し、決めた時間にリマインドして、習慣をホーム画面に置けます。習慣2つまで無料です。