海外旅行で多い詐欺の手口18選と対策

海外旅行の詐欺の多くは、巧妙というより「断りにくさ」につけ込む手口です。見知らぬ人が向こうから近づいてきて、何かを「プレゼント」したり、助けてくれたり、どこかへ案内しようとしたら、まず断ってその場を離れる。これだけで大半は防げます。ここでは18の手口をタイプ別に紹介します。

1. 「プレゼント」のあとに請求

  1. ミサンガ詐欺(パリ、ミラノ、アテネ):サクレ・クール寺院の階段、ミラノのドゥオーモ広場、アテネのシンタグマ広場で、手首にひもを巻きつけてお金を要求。手はポケットに入れて通り過ぎましょう。
  2. ローズマリー(マドリード、セビーリャ):王宮の近くや旧市街で「幸運のお守り」と枝を渡し、占い代を要求します。
  3. バラの押し付け(ケルン、ミュンヘン):大聖堂やマリエン広場で花を押し付け、大声で「寄付」を求めます。
  4. CDの「プレゼント」(ロサンゼルス):ウォーク・オブ・フェームで手渡されたCDも、受け取ると代金を求められます。何も受け取らないのが鉄則です。

2. 記念撮影が有料

  1. 剣闘士(ローマ):コロッセオ前で一緒に写真を撮ろうと誘い、撮ったあとにお金を要求。
  2. キャラクター(ニューヨーク):タイムズスクエアの着ぐるみが肩を組んできて、払うまで離してくれません。
  3. アルパカ(クスコ):写真に写った人数とアルパカの数だけ料金がかかります。
  4. タダのラクダ乗り(ドバイ):乗るのは無料、降ろしてもらうには支払いが必要。

撮りたいなら最初に料金を確認、撮りたくないなら立ち止まらないことです。

3. 親切を装う手口

  1. 靴磨き(イスタンブール):落としたブラシを拾うと「お礼」に靴を磨き、高額を請求。
  2. 金の指輪(パリ):拾った指輪を「落としましたか?」と見せ、謝礼を要求。指輪は安物です。
  3. マスタード作戦(ブエノスアイレス):服に汚れをつけられ、親切に拭いてくれる人がいる間に財布がなくなります。安全な場所まで移動して自分で対処を。

4. 「今日は休み」とおみやげ店への誘導

  1. 「今日は王宮、閉まってるよ」(バンコク):祝日だから休みと言って別の場所へ連れて行き、宝石店や仕立て屋へ。チケット売り場で自分で確認しましょう。
  2. 「品質センター」(アンタルヤ海岸):ツアーで革製品や金、絨毯の「工場」へ。価格は割高で、ガイドに手数料が入ります。
  3. 偽ガイド(チチェン・イッツァ、西安):ユカタンでは制服姿の人が「入口は閉鎖中」と言い、西安では駅前で「格安兵馬俑ツアー」に誘われて偽物の施設へ。公式の窓口と公共交通を使いましょう。

5. お茶のワナ、ぼったくりバー、お会計

  1. お茶のワナ(上海、北京):写真を頼んできた感じのいい「学生」に誘われ、お茶を飲んだら法外な請求。
  2. 客引きバー(ハンブルク、香港):レーパーバーンでは「入場無料、ドリンク格安」の客引きについて行くと高額な最低料金が。香港・尖沙咀の「24時間でスーツ仕立て」の客引きも要注意です。
  3. お会計の「おまけ」(アテネ、ミコノス島):プラカの観光客向けレストランで頼んでいない料理が加算されたり、ミコノスで値段の書かれていない「今日の鮮魚」が重さで高額になったり。注文前に値段を確認し、会計時はレシートをチェック。

6. タクシーと移動

  1. メーターなし、遠回り、「ホテルは満室」(アブダビ、プーケット、メキシコシティ、アレキパ):「メーターが壊れている」と定額を言われたり、予約したホテルが閉まっていると別の宿へ連れて行かれたり。メーターか配車アプリを使い、目的地は自分の予約先から変えないこと。

共通の対策:貴重品は体の前に、混雑した場所ではリュックを前に抱えて。ベルリン、ロンドン、バルセロナのカップ当て賭博は見物もしないこと。「今日だけ」のお得な話は、必ず公式の窓口で確かめましょう。

出発前に「手口」をチェック

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